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久保 伸夫; 館盛 勝一; 臼田 重和; 阿見 則男; 若松 幸雄; 佐藤 真人*
Solvent Extraction 1990, p.699 - 704, 1992/00
再処理抽出工程における共除染工程異常過渡時のU(IV)の蓄積挙動を実験的に検討した。異常事象として、有機相に負荷されるウラン量が増加した場合を考えた。用いた装置は、抽出・洗浄パルスカラムである。基本フローに従い、パルスカラムを定常に立上げた後に、急激に有機溶媒流量を10~20%減少させ異常を起した。カラム内のU(VI)、U(IV)、HNOの濃度分布を観察するため、一定時間ごとにサンプリングノズルより有機相及び水相を抜き出した後、分析を行った。U(IV)の蓄積は、定常及び異常時に有機相中のU(VI)濃度の高い領域の流れの前部分に見られた。異常時には、U(VI)の移動とともに変移した。これらの結果について、ミキサセトラの実験結果、パルスカラムに最適化したExtra M Codeと比較し、考察を行った。
國富 一彦; 丸山 創; 新藤 雅美; 数土 幸夫
JAERI-M 90-070, 46 Pages, 1990/04
高温ガス炉の固有の安全性を実証するために、高温工学試験研究炉(HTTR:High Temperature Engineering test Reactor)を用いた安全性実証試験を行う。安全性実証試験は、1次冷却材流量の低下を模擬した試験及び制御棒の引き抜き試験からなり、試験に対する挙動解析と実測データとの比較検討により、十分信頼性のある安全設計・評価技術を確立する。本報は、HTTRの安全性実証試験の試験内容、試験条件等について示すとともに、試験時の安全評価の考え方及び評価結果について示す。
田中 貢; 田坂 完二; 伊藤 秀雄; 大和田 孝雄; 大和田 明彦; 小笹 竪太郎*
JAERI-M 83-105, 61 Pages, 1983/07
ROSA-IV計画の大型非定常試験装置(LSTF)は、PWRにおける小破断冷却材喪失事故や運転時の異常な過渡などに関するシステム効果実験を行うことを目的としており、現在、その設計ならびに建設が進められている。このLSTFにおける実験の一環として、1979年3月、米国で発生し、一種の小紙断冷却材喪失事故でありながら、商業原子炉史上、最悪の事故となったTMI事故を模擬した実験を実施することが計画されている。本報告は、TMI事故時のプラントの運転状況を詳細に調査して明らかにするとともに、さらにそれを基に、LSTFによるTMI模擬実験の実施方法の考え方をまとめたものである。実験を実施するにあたっては、本報告書をもとに、今後さらに、LSTFの具体的な運転手順を検討する必要がある。
C.P.Fineman*; 田中 貢; 田坂 完二
JAERI-M 83-097, 27 Pages, 1983/06
LSTFとPWRの2ケースの負荷喪失過渡に対する挙動をRELAP5/MOD1(cycle1)コードで解析した。解析したのは負荷喪失のみの場合(基準ケース)とスクラムしない負荷喪失の2ケースである。これらの解析はLSTFの負荷喪失の最初のものであり、LSTFがPWRの挙動とどれだけよく模擬しているかの最終評価ではない。解析結果からLSTFがPWRの負荷喪失過渡の基準ケースをよく模擬し得ることが分った。2ケースの過渡両方に対しLSTF、PWRともに同様の最終状態に落ち着いた。そして一次系は二次系と同様の操作により安定し、同じ状態に維持された。しかし炉心出力及び流量に差があるため系圧力、温度等の詳細な熱水力挙動は異なっている。これらの点に関してはさらに解析を行い、LSTFの模擬性を向上する方法を見い出すことが望ましい。